2005年10月12日水曜日

Tomcat5.5.12がstable releaseに

Javaで動くWeb Server Tomcat がApache Project傘下に移動してから、ついにstable releaseという位置付けに。rpmでインストールできるとか、もう少し設定が手軽になればもっと使う人が増えるかな。Windows版のインストールは楽々だけど。

日本のベンチャー企業を見ていると、Javaを使わずに、わりとPHPとかperlのように手軽に書けるスクリプト言語に走る傾向がどうも多い気がする。 別にそれが悪いわけではないけれど。。。テキストを扱いやすいこれらの言語って、要領をつかむとHTML生成するコードをガリガリ書けてしまうので、見た 目にひどいコードになりがちで、あまり職人芸を感じさせないのです。それに、技術的に洗練されていくというより、数年もたたないうちにできることの限界に 早々にぶつかるとか、流行が変わってしまったりして、習得したものが風化してしまう懸念があります。

技術の変遷をどう乗り切るか。開発チームのメンバーに最新技術の評価もさせないと、本当に使える技術を見つけることはできないだろうし。受注・開発のルーチンで手一杯の企業にそれが可能かどうか?
それとも、最新の流行を追わなくても、自分達で、開発を容易にするライブラリを作って、スループットを上げられるところが強いのか。

Ajaxが流行のようですが、JavaScriptを使う点で、何か退化したものを感じさせるし。Gmailとか、Google Suggestのコードを見ると、涙ぐましい努力が感じられます。これも一種の職人芸だけれど、技術というより、むしろ現代のHTMLブラウザの限界を感 じさせます。Ajaxを企業が追うのは危険な気がする。ユーザとサーバ間で、interactiveな応答を可能にする次世代ブラウザや次世代HTTPこ そが本当に必要なのであって、Flash, SVG+EMCAScriptでも似たようなことはできるけれど…。そこまで本格的なグラフィック機能でなく、(X)HTML+CSSによるデザインの簡 易さを活かすものが必要ということ。

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